知っておきたい!オーボエの古い起源や歴史

オーボエの起源はどんなものだったのか

オーボエは、2枚のリードを使って音を出すという「ダブルリード」が特徴ですが、このダブルリードの楽器(葦笛)は、古代エジプトの壁画に描かれているほど古い起源を持っています。ダブルリードの楽器はその後世界中に広まっていきましたが、その一つに「ズルナ」と呼ばれるトルコの楽器があり、それがヨーロッパにまで伝わってオーボエの祖先になったとも言われています。ズルナは、オーボエと比べると荒々しく大きな音がするのが特徴です。

フランスで生まれた楽器

オーボエが誕生した正確な時期は定かではありませんが、17世紀中期にフランスで生まれたものだと言われています。また、オーボエという名称は、「高い音の木」や「大きな音の木」といった意味を表すフランス語(Hautbois)が由来になっています。初期のオーボエに関しては、現在のものとは違い、キーが2つか3つしか付いていないというシンプルな形であったため、全ての半音を容易に出すことが出来ない楽器だったと言われています。

ドイツ式とフランス式

18世紀末になると、それまでのシンプルな形のオーボエとは違ってキーの数も増え、全ての半音を安定して出せるようになりました。そして一時期は、進化したドイツ式のオーボエがヨーロッパ各地に広まりましたが、19世紀末にフランスで画期的なメカニズムを持ったオーボエが開発されると状況が一変します。フランスで新しく開発されたオーボエは「コンセルヴァトワール式」と呼ばれており、現在使われているオーボエの主流になっています。

オーボエはダブルリードの楽器ですが、この系統の楽器は東洋・西洋ともに存在します。もともと野外で演奏するための楽器を改良したものなのです。